「食のバランス・シートを考える」、『食の科学し

「食のバランス・シートを考える」、『食の科学し
一九九七年十一月号)は食をとりまく生活環境
を改善するうえで参考になる。
「収入」に当たる基盤が確立していなければ、結果とし
ての「健康度」を向上させることはできない。赤字が続けばいずれは破綻を招くだろう。
基本の柱をしっかりと建て直す必要がある。
個々人が食のバランス・シートを作ることと同時に、そのプランを支える社会的な環境の整備も必要だろう。
 たとえば食における〝情報公開″、「食品表示」のあり方にも問題がある。
最近になってやっと日本でも、一般消費者を対象に販
売される加工食品(輸入品を含む) に「栄養表示基準制度」が導入された(一九九五年に制定、九八年四月より適用)。