アニサキスが多量に寄生していてもそのまま食べてしまう

魚についての知識がないまま、魚を調理
する人が増えている。

グルメブームにのって、寄生虫のことをよく知らずに自宅で魚をおろし調理する。

アニサキスが多量に寄生していてもそのまま食べてしまい、アレルギーを起こしてしまう。

また、生きたアニサキスが胃粘膜に食い込んで激痛が起こり(胃アニサキス症)、病院に駆け込むことにな
る。

アニサキスは一五~四〇mmほどの糸状の寄生虫で、魚を調理するときによく見れば、小さな袋に入り丸まって内臓表面に付着しているので、すぐにわかる。

こうしたことも、「観察」を忘れてしまっ
た日本人の問題に由来していよう。